ふしぎブログ

ウーン ムニャムニャ

かなしみ、そしてカオナシ…

小川 日本語の「かなしい」という言葉には、いろいろな意味がありますものね。 河合 「悲しい」や「哀しい」、「愛しい」も「美しい」も全部「かなしい」ですからね。 (『生きるとは、自分の物語をつくること』小川洋子 河合隼雄 94頁) 二年前に書いた自分の…

発達障害のうらしまたろう

発達障害のうらしまたろう *発達障害と一口に言っても色んなタイプがいると思うんですけど、自分の経験をもとに書いてみました。 ある日、うらしまたろうは、浜辺で子供たちが、かめをいじめているのを見ました…。 たろう「わー。どうしよう……助けようかな…

食欲の秋とデレク・ジャーマン

幼い頃から食事をあまり摂らずに生きてきた気がする。朝は食欲がないのであまり食べられず、昼の給食に関しては、もともと少食だったので一定量を食べなければならないというプレッシャーを感じてますます食べられなかった。夕食もサラダだけ好んで食べて、…

母校に行ってきました

われわれは水ぎわへ進み、海に沿うて歩いた。打ちよせる磯波が、時に、長くのびて来て、われわれのズックの靴をぬらした。私は何一つ考えられなかった。帽子なしの頭に直射する太陽のおかげで、私は半分眠ったような状態だったから。 カミュ『異邦人』p.52 …

二つの場面ーーバイオリン弾きとベルイマン

ぼくらが電車通りを駆け抜けると巻きおこるたつまきで街はぐらぐらおしゃれな風は花びらひらひら陽炎の街まるで花ばたけ (はっぴいえんど「花いちもんめ」) ここのところ、小学校時代に読んだある本の場面が、何度も頭をよぎっている。しかし書名がどうして…

夜を歩く

1年ほど前に早稲田松竹でエルマンノ・オルミの『木靴の樹』という映画を観ました。文益小作農場に住む人たちの物語です。穏やかな農場の映像は絵画的で、ぼんやりした夢のような良さを持っています。でも動物屠殺シーンがリアルで怖かった。生きることは食…

(ある午後に)

昔書いた詩を掲載します。余り上手く書けているという感じでもないんですが、自分で気に入っているので、掲載しちゃいます。午後を題材にした詩です。 (ある午後に) 過ぎゆくものがすべて実体を持たないように思える午後 子供たちの午後と私の午後にどんな違…

クーリンチェを観に行きました

※ネタバレあります。もしこれから鑑賞する予定のある方は、またあとで読んでください( ; ᴗ ; ) エドワード・ヤンの『ヤンヤン 夏の想い出』という映画に、少年が祖母の葬式で、祖母への手紙を音読する場面がある。いや、葬式というより、葬式の準備がなさ…

大学4年間を振り返ってみた

残りわずかで大学生活が終了する。思えば、片田舎から上京して、四年間日本大学芸術学部というすこし変わった大学で時を過ごした。入学当初はアートに関しての知識も、自分なりにものの価値を判断する力も、今よりずっと劣っていた。いま心の中にあって、ず…